2008年9月9日火曜日

はじめに

NEC Lavie LL7507Dが、次のような障害から復旧しました。
  • ハードディスクが壊れかけていた外付けHDDとして他のPCにつなげると、Cドライブにあたるパーティションが「インページ操作の実行エラー」で読み取れない。
対策としてHDD交換をしました。その際の問題は、
  • 復旧用のリカバリーディスクを作成していない。
  • DVD/CDマルチドライブが故障で、WindowsXPのインストールCD-ROMが読めない。ただしDVD-R、DVD-ROMは読める。
復旧方法は次の二つです。(かなりの試行錯誤の末。。)
  • クリーンインストールDVDインストールディスクの作成。LL7507D 用ドライバをネットで見つけてインストール。
  • NEC RESTOREからリストア壊れかけのハードディスクからリストアデータを抽出し、DVDに焼き付けてリカバリーDVDを作成、リストア。
復旧にはもう一台パソコンを準備、使用しました。

2008年9月8日月曜日

クリーンインストール

標準のWindowsXPインストールCD-ROMからインストール用DVD(SP3適用)を作成。DVDからXPをインストール。その後ネットからLavie用ドライバを取得、インストールします。


※自作PC他で、障害があったときにいちからクリーンインストールを行う場合、標準のWindowsXPインストールCD-ROMからインストールでは、インストール後にたいへんな時間をかけてSP3までアップデートしなければならない。

その時間の短縮に役立つだろう。

なお各種ドライバを同じDVDに入れておけば一枚のDVDでセットアップが完了できる。(もちろん通常状態のHDDバックアップをとっておけばいいのだが。)

2008年9月7日日曜日

インストールイメージデータ作成、いきなりSP3

以下の記述は、下記ホームページとほぼ同じ内容です。CDとDVD他、若干ここでの作業内容用にモディファイしています。



インストール用データ作成、いきなりSP3とは、インストール用の基本ファイルをSP3にアップデートすることです。

ここでいうインストール用の基本ファイルとは、フォルダ \I386、\SUPPORT、\VALUEADDとその他のファイル(setup.exeなど)のことです。

これらはWindowsXPのインストールCD-ROM、もしくはプレインストールパソコンのルートなどに存在します。

1.基本ファイルをコピーする。

作業用ディレクトリc:\xpinstallを作成し、そこにフォルダ \I386、\SUPPORT、\VALUEADDをコピーします。xpinstallは任意の場所、名前で構いません。

2.インストール識別用ファイルを確認。

インストール用CD-ROMには識別用ファイルwin51、win51ipは入っています。
他の方法でデータを作成する場合は、下記参考。

http://www.nu2.nu/download.php?sFile=wxp10.zip から"Windows XP Package"(wxp10.zip)というブータブルCD作成用のファイルを落とします。

このファイルを解凍して、

cds\xppro\files\win51
cds\xppro\files\win51ip

をc:\xpinstallにコピーします。

この時点でのディレクトリ構成



















3.インストールイメージへService Pack 2を統合する。

まず、以下で開発者用SP2イメージをダウンロードします。

IT プロフェッショナルおよび開発者用 Windows XP Service Pack 2 ネットワーク インストール パッケージ

「スタート」「ファイル名を指定して実行」で以下のコマンドを入力します。
C:\downloaded_dir\WindowsXP-KB835835-SP2-JPN.exe /integrate:C:\xpinstall

「ファイルの展開」「Windows ファイルの更新 Windows Service PackのファイルをWindowsインストールフォルダに統合しています。お待ちください」という画面が出ます。

ここでしばし待つと統合が完了します。

4.インストールイメージへService Pack 3を統合する。

同様に、以下の開発者用SP3イメージをダウンロードします。

IT プロフェッショナルおよび開発者用 Windows XP Service Pack 3 ネットワーク インストール パッケージ

「スタート」「ファイル名を指定して実行」で以下のコマンドを入力します。

C:\downloaded_dir\WindowsXP-KB936929-SP3-x86-JPN.exe /integrate:C:\xpinstall

ここでしばし待つと統合が完了します。

これでSP3を適用したインストールイメージデータが完成します。

downloaded_dir = ファイルの保管されているディレクトリパス

インストール用DVDを作成(1)

DVDライティング ソフトに『CDBurnerXP』を使いました。ブートセクションの作成が容易です。

 CDBurnerXPホームページ

またこのページは以下のホームページをモディファイしたものです。ほとんど同じ内容です。

 Creating bootable Windows 2000/XP/2003 Disc (CDBurnerXP 4.0.013.220)

ブートファイルを入手

ブートファイルのダウンロード。 (bootfiles-from-tacktech-website.zip ~1.34KB)
解凍後てきとうなフォルダにコピーします。(cf. C:\OS\BOOT)

CDBurnerXPを使用

起動ディスクの作成が容易で、使いやすく、フリーソフトのCDBurnerXPを使用します。

CDBurnerXPを起動します。

初期画面で、[データディスク(D)]を選択します。

1.ファイルシステムの選択(確認)

データコンパイルの状態になったら、メニューバーで、[ディスク] > [ファイル システム] > [ISO9660/Joliet]を選択します。(デフォルトのままでOK)

2.ブートセクションの指定

[ディスク] > [ブート オプション] を選択します。

[ディスクをブート可能にする]をチェックします。

下記の図のとおりに設定します。


ブートイメージへのパスの選択 :c:\[ディレクトリパス]\boot\boot.ima
エミュレーション タイ :エミュレーションなし
ISOレベル :レベル2(31)
セグメントのロード :0000
セクター :4
ISOバージョン番号拡張子を無効化 :チェック
ISOレベル1を使用 :チェック


3.ラベルの設定

[ディスク] > [ラベルの設定]を選択します。


ディスク名、ボリュームセットの名称は、Windows XP Home (SP3) の場合、「GRTMHFPP_JA」を入力してください。*

ディスク名 :GRTMHFPP_JA
ボリュームセット :GRTMHFPP_JA
発行元 :MICROSOFT CORPORATION
データ作成者 :MICROSOFT CORPORATION

*他のインストールイメージデータの場合
- View Windows 2000 CD Labels (TTID# 269)
- View Windows XP SP0 CD Labels (TTID#226)
- View Windows XP SP1 CD Labels (TTID#283)
- View Windows XP SP1a CD Labels (TTID#312)
- View Windows XP SP2 CD Labels (TTID#342)
- View Windows XP SP3 CD Labels (TTID#422)
- View Windows 2003 Server RTM CD Labels (TTID#292)
- View Windows 2003 Server SP1 CD Labels (TTID#355)
- View Windows 2003 Server R2 Disc Labels (TTID#387)

4.書き込みデータの追加

『インストールイメージデータ作成、いきなりSP3』で作成したインストールイメージデータを書き込みディスクに追加します。ここではc:\xpinstall以下のフォルダとファイルのすべてです。


5.書き込み

DVD-Rをセットして通常の書き込み処理をします。CD-Rでも可能です。

インストール用DVDを作成(2)

NEC Lavie LL7507Dの場合、標準のWindowsXPのインストールディスクだけではドライバ等はインストールできません。そこでネットからドライバを入手します。その際、インストール用のDVDにコピーしてまとめると便利でした。

​http://search.casnavi.nec.co.jp/download/pc/module/sabun/200310/ver...​

では「オールインワンノート(Dシリーズ) (VY22X/DF-L,VY22X/DX-L) 」用を選んでみてください。

SD/メモリースティックデュアルメモリースロット用のドライバは下記のどちらのファイルも使えます。
​http://www.nec.com.hk/english/common/product_driver/20050726094410/...​
​http://www.nec.com.hk/english/common/product_driver/20050726094406/...​

出展:NEC Lavie PC-LL750/7D のドライバについて -OKWave

2008年9月6日土曜日

NEC RESTOREからリストア

Lavie内蔵のHDDをはずして、USB接続のHDDケースにいれて他のパソコンに接続しました。

G:、I:、J:と認識されました。I:、J:は認識され、中身を見ることはできます。しかしデータの抽出はエラーが返ることがあります。また、G:は、「インページ操作の実行エラー」で読み取れませんでした。

いくつかのサイトで『ファイナルデータ』なら復旧できるかもしれないとの情報がありました。

ファイナルデータ8.0 特別復元版 / データ復元ソフト『ファイナルデータ』シリーズ


まず無料体験版で試用しました。すべてのドライブで中身が確認できました。無料体験版では復旧ができません。そこで製品版を購入しました。

G:、I:から必要なデータを抽出しました。またJ:はNECのリストアデータが入っているドライブでした。リストアデータを他のパソコンにコピーしました。

リカバリーDVD-Rの作成、リストア

ここでも、DVDライティング ソフトに『CDBurnerXP』を使いました。



このサイトをモディファイして以下に記入しています。




「NEC RESTORE」の中にある「BACKUP」フォルダのみでDVDを作成します。

[BACKUP]フォルダの中の構成

[BOOTCD]
BOOTFD.IMG
WXP_B001.GHS
WXP_B002.GHS
WXP_B003.GHS
WXP_B004.GHS

  ・
  ・
WXP_B00x.GHS(xは数字)
WXP_BASE.GHO

ブートオプション(ブートセクション)

BOOTFD.IMGをブートイメージに指定します。
他の設定はデフォルトのままです。

エミュレーション タイ :フロッピー1.44MB
ISO レベル :レベル 2(31)
セグメントのロード :7C0
セクター :1
プラットフォーム :80x86PC
ISOバージョン番号拡張子を無効化 :チェックなし
IS レベル1を使用 :チェック

データの書き込み

同じディスクに書き込みます。

[BOOTCD]にある、[UPDATE]、[DOS]、[SYSINST]フォルダなどすべてのフォルダ、ファイルをDVDのルートに追加します。

[BACKUP]フォルダにあるすべてのファイル(WXP_BASE.GHO、WXP_B001.GHS、WXP_B002.GHS、WXP_B003.GHS、WXP_B004.GHS・・・)をDVDのルートに追加します。

書き込みを行います。

(DVD-Rに入りきらないファイルは別のDVDに書き込みます。この場合はブートセクションの作成は必要ありません。)

リストア(復元)

交換したHDDを搭載したLavieにDVDを入れて、立ち上げます。その際、BIOSの設定で起動の設定を変更したほうがスムーズでしょう。

Windows98のプログラムからノートン・ゴーストの復元ソフトが起動します。LavieLL7507Dでは2枚目のDVDに入れ替えてリストアが完了します。